「ナルニア国物語」は7巻で完結

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ナルニア国物語」は、英国に昔から伝わる児童文学で、子供を寝かしつける時に読む本などとして愛用されてきました。日本では、ディズニーによる映画化を期に、多くの方に注目されました。ファンタジーのようなタッチで、難しいテーマも織り込んだ物語です。子供だけでなく、大人が読んでも引き込まれます。大自然を舞台に、「人間の考え方が、全てではない」ということや、「人生とは?友情とは?」という、言葉にしにくいテーマを、表現してくれます。



「ナルニア国物語」は、ディズニーをしても「全巻映画化は無理」と言うほど、ダイナミックでスケールの大きい作品です。動物の数や川・海・船など、CGで制作するのも大変なほどです。それでも、3作品までは完成し、ディズニーの力を見せつけた作品に仕上がりました。最近、ついに4作品目の製作が始まると情報があり、「次回作が出る」とファンの間で歓喜の声が上がっています。



この作品は、英国のC.S.ルイスが書いたもので、映画もこの作品が出版された順番で製作されています。しかし、この順番に異議を唱えるのが、米国の研究家です。「作品の中に登場する人間の年齢を考慮すると、順番が異なる」と言うのです。米国では、順を追って製作することが基本になっているらしく、この作品の順番を許せなかったようです。年代を遡って作品を作る、エピソード...という作品も多く映画が出るようになり、「米国の考えは米国の中だけのものにしたらどうか」という考えが出ています。