海外映画ネタと日常

映画「トゥモローランド」は、ディズニーで製作された映画で、「ウォルト・ディズニーの伝えたかった事」が詰められた映画として、公開前から、大きく報道されていました。でも、実際に見た方に、そのテーマはうまく伝わらず、「何が言いたかったのだろう」と疑問を残す作品になったと伝えられました。



この映画は、最初に出てくる少年が、どのような思いで機械やロボットを作っていたのか？そして、世の中に対して、どのような思いを持っていたのか？を察することで、とても奥の深いテーマが浮かび上がってきます。「未来はこうやって作り出していくもの」「自分が動き出すことで、未来を作っていく」「平和な世界を作るには、科学だけでは不可能」などです。一本の映画に全て織り込んだこの作品は、すごいものだと、私は感じました。



映画「トゥモローランド」は、科学やデジタルのことについて詳しい方には、楽しめる映画です。また、ウォルト・ディズニーの素顔を研究している方には、ぜひ、参考にしていただける映画です。ウォルト・ディズニーは、ディズニーランドを作ることだけが仕事ではありませんでした。何より、将来、子供達が平和に暮らしていけるように、という考えを常に持っていたのです。この映画は、いつものプリンセスシリーズとは異なる作品なので、小さなお子さんには難しい映画だと思われます。このように、訴えるものがある映画は、ぜひ、現代の子育て世代にお勧めしたいです。